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パテ社製縦振動蓄音器を聴く



昨日、鎌倉にある「カフェ・サンスーシ」にて、湘南SPレコード愛好会第2回例会が開かれ、1910年製のパテ社の縦振動SPレコード用の蓄音器を聴きました。それが、上の写真です。
SPレコードには、演奏を縦振動で記録したものと横振動で記録したものがあります。横振動での記録が結局主流となり、その後のEP・LPレコードも全て横振動による記録になりました。
原理は、しっかりはわかりませんでしたが、レコード盤はザラザラしています。でこぼこ道を車が走っているのを想像していただけるとよいそうです。でこぼこ道を針がなぞり音を再生するということでした。針は、5種類ほどあるらしいですが、入手は困難なようです。しかし、針は半永久的に1種類1本でよいそうです。ですから、5本入手してしまえば、その後新しい針を買わなくてよいらしいです。
横振動のSPレコードは回転数が78回転ですが、縦振動では、80回転から120回転と超高速です。
縦振動による録音は、20年程しか続かなかったそうです。ですから、アコースティックによる録音のみのようです。録音したものをどのようにレコードにしたのかは、私のような素人にはあまりよくわかりませんでした。
今回は、ティボーの演奏によるもの、ニノ・ヴァランの歌、オーケストラを聴きましたが、ヴァイオリンや、歌の録音は本当に美しくこの方式が主流にならなかったのはすごく残念です。オーケストラは、大きなラッパの前で演奏して、それが録音されるため、音の分離が難しいように思われました。
縦振動にしろ、横振動にしろ、SPレコードを聴いたことのない方は、是非一度お聴きください。
伝わってくる音楽の感動が、全く違いますよ。それと同時に、その時代の人々の心の豊かさも感じられると思います。
湘南SPレコード愛好会に興味を示された方は、カフェ・サンスーシにご連絡してみたらどうでしょう?
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